最近では40代50代はもとよりかなりのご年配の方々もジーンズを履いています。
かなり高齢の方でもその昔ジーンズを履いていた記憶によりその手軽さと履きやすさを知っているので何の抵抗もなく今も履き続けているのだと思います。
ただ以前のようにリーバイスやエドウィン、LEEなどのモデルをカッコよく履きこなせる人は体を鍛えるなどして若いころのような体型を維持している人に限られてしまいます。
年齢による自然な体型の変化により若いころに愛用していたブランドのジーンズを履けなかったとしても全く心配はいりません。
最近では年齢による体型変化を想定してデザインされたジーンズが様々なブランドより発売されています。
少し太めの人も、やせ型だけどお腹周りだけはちょっと太目な人も体にフィットしたジーンズをカッコよく履きこなせばとてもアクティブに活動できるかと思います。
その昔のジーンズ
今はかなり高齢の方々も愛用していたその昔のジーンズはデニムがゴワゴワしていて体型にフィットしていなければ到底履くことのできないものばかりでした。
現在のようにストレッチ効果など期待できるものなど全くない状態で少しきついモデルを買ってしまうとジーンズが体型に馴染んでくるまでは動きが悪く、場合によってはしゃがむこともできないほどきついものが多かったです。
ストレッチ効果は無いのですが履き続けて馴染んでくると少し体型に合わせて広がってくれるようになります。こうなるとその人だけに合ったカッコいいジーンズになります。
ジェームス・ディーンがCMで見せたそのカッコよいジーンズに憧れて私もリーバイスのジーンズを好んで履いていました。
王道のモデルである501(ゴーマルイチ)を筆頭にいろいろなデザインのジーンズが出ていましたがジーンズを1本買うのに1万円くらいしました。
現在のようにロールアップして履くよりもしっかり脚の長さに合わせて裾上げしてもらっていました。ブーツカットモデルなどもありエンジニアブーツやウェスタンブーツに合わせるというファッションも流行りました。
共通して言えることはウエスト、ヒップ、モモの全てが細身のジーンズが多かった記憶があります。
デッドストックのジーンズのカッコよさ
その昔は旧式の古いジーンズをビンテージものとは言わずに「デッドストック」と呼んでいました。
ジーンズは履き続けて馴染んでくると膝からモモの辺りにかけて綺麗に色落ちするようになります。
その昔の「デッドストック」のジーンズはデニムの色が落ち着いたネイビーよりの色合いのものが多く、色落ちも縦方向に落ちていくものがとてもカッコよく原宿や渋谷などの古着屋で高価な商品として売っていました。
デッドストックのジーンズはデニムの色合いだけでなく、ボタン、ラベル、そして内側の縫い目が赤い糸で縫われている(いわゆる赤ミミ)など判別する要素がたくさんあり、わたしも掘り出し物を探しにいろいろなところへ出かけてきました。
その昔、日本の古着屋のバイヤーたちはアメリカの古着ショップなどでこのデッドストックモノを大量に買い付けに出かけました。アメリカ人は「日本人は何であんな古いジーンズばかり喜んで買っていくのか理解できない」と不思議がっていたそうです。
あまりにデッドストックのジーンズの人気が出過ぎたためにメーカーはこぞって同じ製法で作った復刻版を発売するようになりました。
この復刻版でも色合いなどカッコよかったのですがそのゴワゴワ感は相当なものでした。
ビンテージモノの風合いのあるジーンズが40代50代でも履けます
その昔、ビンテージもの(デッドストック)を好んで履いていた世代も今は40代、50代に突入していると思います。
あの懐かしい落ち着いたネイビーのような色合いのジーンズを40代、50代になった体型でも着ることができるようになりました。
今では様々なメーカーがとても色合いがお洒落でデザインのカッコいいジーンズを提供してくれています。
ウエスト、ヒップ、モモなども年齢に合わせてフィットしたジーンズを昔のようにゴワゴワ感の時間を経ることなく履くことができるようになったことはたいへんありがたいことです。
年齢が行くほどウエストなどの締め付けがあり過ぎるものは良くないのでその点考慮されたモデルを選ぶことが大切です。
お洒落な場に履いて行く用のデニム、日常の普段着としてガンガン履き込むデニムなど何本か使い分ける楽しみがジーンズにはあります。
末永くお洒落を楽しんでください!